全会一致夢日記Vol.27|「フーテンのプランナー」
date:2025/09/29
【夢のプロンプト】 ドラクエ的に紹介すると私の職業は「SPプランナー」 「転職」の課程でデザインのディレクターも身につけた けっきょく大切なのは、覚悟とおもてなし、そして日本語の翻訳と通訳と思う
えー、わたくし、生まれも育ちも東京は葛飾…じゃなかった、石川県です。 ドラクエで産湯をつかいましてね、姓は小熊、名は伏せさせていただきます。 人呼んで、フーテンの熊と発します。 渡世の稼業といたしましては、えすぴーぷらんなー、なんてハイカラな名前でやらしてもらってますが、何のことはねぇ。 困ってるお客さんのところにふらりと立ち寄っちゃあ、「よっ、何か困ってることはねぇかい?」なんてお節介を焼く、ただのしがない商売人でござんす。 旅の途中でちと、ダーマの神殿てな場所に立ち寄りましてね。 そこで、でざいんのでぃれくたー? なんていう、新しいわらじを履くことになっちまった。 おかげで、バイキルトだけじゃなく、スクルトの呪文も使えるようになっちまいまして。まあ、これも何かの縁でござんしょう。 「社長」 いつの間にか、猫村くんが、まるで柴又の団子屋の店先みたいに、ちょこんとそこに座っていた。 「立派な肩書を並べて、結局言いたいことは何なんです」 まったく、手厳しいねぇ、この男は。 わかっちゃいねぇ。男が背負う看板なんてものは、風呂敷みてぇなもんなんだ。 広げてみせなきゃ格好がつかねぇが、中身は空っぽくらいがちょうどいい。 …まあ、なんだ。兄ちゃん、難しいことは言えねえがよ。 どんな立派な呪文を覚えたって、けっきょく、腹を括る「覚悟」と、相手を思う「おもてなし」の心がなきゃ、人の心は動かせねえ。 あとは、こんがらがった日本語を、きれいな日本語に解きほぐしてやる、まあ、通訳みてぇなもんだな。 …なんて、えー、わたくしがこんなこと言うのも、柄じゃねえんですがね。![]()
小熊:「…今日の夢、なんだか啖呵売みたいだったな。少し、こそばゆいぞ」 猫村:「ええ。『それを言っちゃあ、おしまいよ』でしたからね」 小熊:「その選曲は、なんだか泣けてくるじゃないか…」 猫村:「ええ。涙がこぼれないように、大見得を切るんでしょう。男はつらい、ですからね」 ♪ 『上を向いて歩こう』 – 坂本九