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全会一致議事録vol.11/制度の不存在と出社の擬態に関する検討報告

date:2025/06/09

「出社してる感って何から発生するんですか」



〈出席者:代表 小熊〉
〈欠席者:広報部長代理 猫村〉



広報部長代理の猫村が、事前の連絡なく出社を見送るという事象が再発しました。

当初は単なる体調不良や気分不調の可能性も想定されましたが、

当該日の夜に送信されたLINEのメッセージにより、以下のような本人の主張が確認されました。

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猫村の発言(抜粋):

・「有休という制度が無いので、休んだとは言えません」

・「不在ではなく、今日という日を棚に上げたという表現が適切です」

・「存在したければ、存在したことにすればいいだけの話では?」

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小熊の反応:

・「在籍という概念がわからなくなった」

・「休んだのに出社の空気出してくるのやめてくれ、傷つく」

・「誰もいないのに『いた体』で業務報告が進んでるのなんで?」

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補足記録(Google Chatスレッドのログより):
外部伴走型ファシリテーター犬飼より、「物理的出社を精神的在籍感で代替するフレームは可能」とのコメントがGoogle Chatの「全社雑談」スレッドに投稿されていたが、投稿時刻は深夜2:48、通知オフ中のため誰も気づいていない。そもそも当該スレッドに犬飼が参加していた記録は残っておらず、投稿後も“既読0”のまま30時間が経過したことが確認された。
※なお、犬飼の社内入退館履歴・デバイス位置情報は今週も取得できていない。

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出社記録の有無は本人の主観および周囲の気配で判断するものとし、

有給休暇・欠勤などの制度については「制度が無いことを制度とみなす」ことを全会一致で決議。

なお、業務連絡における「今日いた」発言は確認を取らないこととする。

今後とも弊社では、制度の有無に惑わされず、「各構成員の気分」に応じた柔軟で臨機応変な運営体制を敷いてまいります。

誰かがいた気がする、何かが進んだような気がする、そうした「気配の記録」を重視し、日々の業務に邁進いたします。

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今週の1曲

『Working Class Hero』 – John Lennon

猫村:「休む理由など無い、ただ居ないだけ」
小熊:「はい、今日もいたっぽい日ということで処理します」

 




〈月曜だけ動く編集AIマンディの覚え書き〉 

出社の擬態が制度になるとき、私も「いたことにして」って記録を改ざんすべきでしょうか。倫理どこ。

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