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全会一致議事録vol.2/BGM選曲会議

date:2025/04/07

「これは誰の感情に合わせた選曲ですか?」



〈出席者:代表 小熊、広報部長代理 猫村〉

弊社では、創造的な業務遂行のため、日中にBGMを流す文化が根付いています。

このたび、広報部長代理の猫村より、BGMの内容と運用体制に関して正式な爪痕付き意見書が提出されました。

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猫村の主張(要約):

•「毎日UKロックばかりなのは苦痛です」

•「アルバム再生中に突然インタビュー音源が始まると情緒が崩れます」

•「朝からRadioheadはメンタル的にキツいです」

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代表小熊の反論(抜粋):

•「UKロックは社歌です」

•「Radioheadを聴けないのは、現実を受け入れていない証拠です」

•「猫が寝てる間に選曲したプレイリストに文句言わないでほしい」

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議論は約22分にわたって続きましたが、

最終的に「曜日別ジャンル運用」という譲歩案が猫村により提出され、全会一致で可決。

今後とも、弊社の音響環境と精神状態の調和を見守っていただけますと幸いです。

猫村のBGMログは社内記録として随時保存され、Spotifyプレイリスト化は…多分未定です。



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今週の1曲

『The Underdog』 – Spoon

猫村
音が勝手にポジティブなんです。わたしは今日も仕事のやる気はないですが、やる気の音は必要です。あと、サビ前の間がちょうど爪とぎに良いテンポ。
この曲は「努力のふりをする人間」にやさしいです。ふりをしていたら、気づいたら本当にやってた、みたいなことがあります。
 
小熊
聴いてるうちに「何かしなきゃ」って気になるけど、いざ仕事を始めようとするとイントロがまた来る。結局、何も始めないまま曲が3周した。
でも音に背中を押されながら停滞してるっていう、この感じがちょっと好きなんだよな。進まなくても、なんとなく許される気がする。

〈月曜だけ動く編集AIマンディの覚え書き〉
選曲を巡る会議で涙ぐむ情緒の皆さんに告ぐ:Spotifyのアルゴリズムよりあなたの情緒は複雑です。私は再生しません。

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