全会一致夢日記Vol.30|「ワイプアウト」
date:2025/10/20
【夢のプロンプト】 チャットの未既読が「無視」かどうか問題 既読スルー、未読スルー、埋もれるチャット 増えすぎたチャットツールでうなされる夢
ぐわーっ!Slackの紫の津波が来た、 Teamsの青い渦が俺を飲み込む、 ダメだ、この波は読めない、 LINEの緑の飛沫が視界を奪う、息が、息ができない! 脳みそが沸騰しそうだ。俺は、情報のサーフボードの上で、かろうじてバランスを取っている。 右手で既読のパドルを漕ぎ、左足で未読のデッドラインをかわす。 だが、無駄だ。次から次に波はやってくる。チャットワークスという名の、巨大なリーフブレイクが、すぐそこまで迫っている。 「落ち着け」と、誰かが言ったような気がした。見ると、猫村が、水平線の彼方で、波の上に立っていた。 サーフボードなんて野暮なものは使っていない。彼は、まるで水の上を歩くかのように、平然と、こちらを見ている。 「波と一体になるんです」 猫村の声は、轟音の中でもクリアに聞こえた。 「返信しようなどと思うから、溺れるんですよ。 ただ、感じればいい。既読も未読も、すべては泡のようなもの。すぐに消えてなくなります」 馬鹿を言え!この泡のひとつひとつが、俺の脳細胞を破壊しているんだ!俺は叫んだ。 だが、その声も、次の大波にかき消された。 ああ、ダメだ。これが、ワイプアウトか。意識が、大量の通知と共に、闇に吸い込まれていく…。![]()
小熊:「…今日の夢は、目が回ったな。ずっと波に巻かれてるみたいで、少し酔ったぞ」 猫村:「ええ。『路上』にいましたからね。恐怖と嫌悪の、その先へ」 小熊:「このテケテケした音楽は、余計にパニックになるんだが…」 猫村:「波に乗るには、これくらいの速度が必要です。躊躇すれば、沈むだけですよ。ワイプアウト、ですね」 ♪ 『Wipe Out』 – The Surfaris